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月別: 2015年11月

気付き、理解することの大切さ

ふと気がつくと?「おせち予約開始」のポスターや「クリスマスケーキ」の特集など、年末に向けて忙しくなってます。
寝たきりの母、寒いとベッドから出る機会がグンと減り、回復してきた筋力が少しずつ落ちてしまうのがとても心配です。

先日、TVで認知症の特集を見た。

母が寝たきりになり、介護が必要だと告白してから、介護に関する仕事の依頼が増えた。
その三分の一は、勝手に母が認知症だと思い込んだもの。
世の中は、介護=認知症という認識が強いのかもしれない。昨年、母は骨粗しょう症による圧迫骨折で入院。これが母の寝たきりの始まりだが、入院から10日後、さらに状況が変化した。

母は私が出演する番組を、いつも楽しみにしている。
放送を忘れないよう、ちゃんと詳細をメモにして渡している。だがこの後日、母が一言「なんで恵利ちゃん、ニュース番組に出てたの?」と。
私はこの時、ニュース番組には出ていなかった。
日にちも時間も番組も間違っていたのだ。何より1番の問題は、娘の私を認識できなかった事。

さらにずっと前に亡くなった父について、「お父さん、家で何してる?」と言われた時には、足元を掬われるような感覚に襲われた。母が認知症になった…。

慌てて退院させると、少しづつ元に戻っていった。後で知った事だが、せん妄という病気だった。急な環境の変化によって高齢者が一時的にこのような症状になると言う。
今は、もちろん年相応の物忘れもあるが、シッカリしている。

でもッ!!介護は突然やってきた。認知症はゆっくりと進行するらしいが、素人が気付く頃にはハッキリとした認知症なのかもしれない。もう少し認知症を勉強しておこうと思った。

TVの特集では、司会者・アシスタント・専門家の他に、2年前41歳で認知症と診断された方がスタジオにいらした。

印象に残った言葉が…
「なんで怒られてるか分らない。だから怒りになるんだ」と。
認知症の方の言う事を否定してはいけないと言われても、日々の生活に追われていると難しい。
でも認知症の方は、全てが分からなくなるわけじゃない。怒られている原因は忘れても、怒られてる事は理解する。

認めてあげて褒めてあげると、暴力や暴言が落ちつくらしい。

思い返せば、母は幼い私を褒めてくれた。恥ずかしいが、今でも褒めてくれる。
いつか母が認知症になったら、頑張って褒めてあげよう。

そんな認知症の人々を地域ぐるみで見守り、介護先進国のオランダが視察に来たくらい、凄い町がある。

それも日本に!!静岡県富士宮市。
認知症と診断された1人の男性を助けようと、数年前に始まった小さな運動は、大きく大きくなって街全体に広がったそうだ。
なんて素敵な事だろう。とても誇らしく思えた。
いつか、日本中が安心して老後を過ごせる街に、国に、なりますように。
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