Skip to content

人生後半を楽しむ住まいとは

今年は紫陽花の色付きが早い気がした。これから雨露に濡れ、本当に美しくなる。

さて先月「終の住処」をテーマにした。
そんな時、ふと手にした雑誌に「人生後半を楽しむ住まい」と題して、住居を紹介した記事が載っていた。
その中から3つ、気になった住居を紹介しようと思う。

一つ目は、全米で最も住みやすい都市と言われているポートランド。そこにある高齢者住宅「チェリーウッドビレッジ」は、自立型・支援型・認知症ケア型と異なる3タイプの住居の複合型シニア住宅だ。
東京ドーム1個分くらいの敷地に複数の棟があり、平均年齢83歳、500人が暮らしている。近くには病院とショッピングセンターもあり、生活はとても便利らしい。
介助を必要としない自立型の場合だと、ワンルームからペントハウス、庭付きの一軒家タイプまで用意されている。ジムやカフェテリアは地域住民にも開放している。
とある夫婦の場合、奥さんは認知症ケア住居で暮らし、旦那さんは自立型住居で暮らし、旦那さんは毎日奥さんの所へ会いに行くという。
「スープの冷めない距離」とは独立した子供と親の関係を表す時に理想とする距離のことらしいが、
お互いに大変な老老介護にも言える距離かもしれない。

次の「コロンビアエコビレッジ」は共同住宅。
各自の居室の他に共同の食堂や農場を持ち、1つのコミュニティとして生活を送っている。若い女性から80代の単身女性まで。月に9時間のボランティアを行う事をルールとし、1人ではない安心感や個人では持てない広い農場を楽しんだりと、それぞれがここの暮らしを楽しんでいる。

そして最後は、都心の交通にも便利で階下にはスーパーが入っている大規模賃貸マンション。20代から90代までが暮らしている。普通の賃貸マンションと異なるのは入居者同士の交流する場所が充実しており、ラウンジを始め15カ所の共有スペースがあるらしい。都市型ライフとしての選択だ。

日本での話だが、23年前、私は友人と共にマンションを借りようとした。その頃では珍しく、そして難しい事だった。不動産屋でも大家さんでも、ことごとく断られた。
今では若者の流行となり「シェアハウス」と言われ、シェアハウス専用の建物が建ち、友人でなくても簡単に他人と暮らせる時代になった。

終の住処も、ここ数十年で大きく変化したのだろう。特別養護老人ホームという名前が最初に使われたのは昭和38年のこと。時代は流れ、人々のニーズに応え変化した。
そして20年後? そう遠くはない将来、私達の終の住処は、どの様な選択が出来るのだろう。

どれだけ選択肢が増えようとも、最後までどう生きていきたいか?を自分で決めておかなければ、施設やサービスを上手く活かせない。
今から機会を見つけて様々な施設を勉強しておく事が、親の為に、ひいては自分の為になるのかもしれない。

One Comment

  1. たかし(45歳)。 たかし(45歳)。

    特養、1963年に初めて使われてから既に50年以上の歳月が・・・。20年後、どんな特養になっているのか否か・・・・・・20年後に、私が生きているという保証は、どこにもない。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA