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今年の風邪は・・・

前回まで数回にわたって母が「認知症」かも?というコラムを書いてきた。

実は先日、「認知症」社会という事で、NHKスペシャルの収録にゲスト出演した。

8年後の2025年、団塊の世代が75歳以上となり、3人に1人が65歳以上となるそうだ。もちろん認知症の人も増える。でも発症を遅くする事も出来る。30代・40代から自分の為に・国の為に・未来を背負う子供達の為に、健康に気を使わないといけないと、しみじみ考えさせられた。

さて今回は?

この冬はなかなか暖かくならずに「なごり雪」が降り、春が遅かったですね。寒暖の差が著しいせいか、外出をほとんどしない母なのに、よく風邪をひていた。週に水曜日と日曜日の2回のデイサービスさえ、3月はほとんど行っていない。

母の場合、水曜日にデイサービスへ行き、何より楽しみなお風呂に入る。で、その夜に風邪をひく。木曜・金曜は症状が酷く、土曜日は少し軽くなり日曜日に回復。今度の水曜日は行けるかなと思っていると、なぜか火曜日には違う風邪をひく。外出もしていないのに本当に不思議だ。

きっと私達は風邪をひいていないが、外との出入りで菌を持ち込んでいるのだろう。免疫力の低い母だけが風邪をひくのだ。

最初の風邪は嘔吐と下痢を繰り返した。普段なら車椅子を使いながら自分でトイレに行けるのに、こうなると無理だ。寝返りやトイレへ行こうと態勢を変え、お腹に力を入れると出てしまうらしい。という事で、また紙おむつのお世話になった。

風邪に限らず、体調を崩すと下痢をするようになった。体調の悪い時は排泄の感覚も鈍くなるという。自分の意思とは関係ない排泄に驚き、嘆き悲しむ母。そして紙おむつの生活に戻るのを怯えていた。要介護4の時は紙おむつしか選択肢がなかったから、母も当時は諦めていたのだろうが、今回は何と声をかけて良いのか分からなかった。もしも自分なら…想像しようとしても難しい。人間としての尊厳の一部分を失おうとしているのだから。

でも体調が戻ると、排泄の感覚も戻ってきたようで安心した。しかし数日後、また体調を崩した時に排泄の感覚が鈍くなった。泣いている母の背中をさすりながら、今度は慰めることが出来た。「体調が悪いからだよ。前も分からなくなったけど、体調が戻ったら大丈夫だったじゃん。だから、まずは早く元気になろう」と。

最近の母の体調は「日替わり」どころか「数時間」で変わる。ほんの十数分で変わる。もちろん悪い方に、だ。ただ88歳にしては回復力もあるので、大きな心配事にはならずに済んでいる。

マメに風邪をひく母の介護をしている私は、というと、外出からの帰宅時はうがい手洗いをしっかりして気をつけているものの、母の部屋から戻った時は何もしていなかった。なので、しっかりと風邪をうつされた。風邪をうつしてはいけないと気をつけていたが、うつされるとは…

どちらにしても、季節の変わり目にシニアはとても弱い。シニアの入り口?が遠くに見えて来た私達も、今まで以上に体調の変化に気をつけないといけないかもしれない。明るい介護を続ける為に…

やっと車椅子で行けるようになった母が温もりを感じられるよう作りました!

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